2012年11月29日

第14回農心杯第8戦

農心杯の第2ラウンド、安斎伸彰―王檄戦が今日行われましたが、結果は中押しで敗れ、これで残る日本勢は村川七段の一人となってしまいました。




 黒 王檄 白 安斎伸彰 黒の中押し勝ち

29手目:黒の強硬な手段。37手目:右上に黒の壁が控えているので、黒は戦いは歓迎。47手目:黒好調。57手目:黒は上辺を広げ優勢を意識していると思われる。しかし、この時点では黒はまだはっきり優勢とまでは言えない。59手目:白は足が遅い。黒は上下両方を打てて満足である。72手目:黒は引くだろう。75手目:黒の打ち方は力強い。もし心配ならば、黒は引いて打っても十分。77手目:黒は厚く打っているのでこのコウは白に負担。83手目:黒からは左下に絶対のコウ材がある。90手目:白のより所は右の石を捨てて、ヨセでどのくらい得をすることができるか。しかし死に石が多すぎる。100手目:右辺に味がないのであれば、黒が勝ちそう。103手目:黒は右側に手が生じないように打つ。104手目:以下のヨセで、10目以上の黒の優位が揺らぐことはありません。119手目:黒は75目ある。白は65目。133手目:中の白と左辺の振り替わりは黒の明るい判断。

総評から:24は遅い。54手目では、まだ形勢はそれほど悪化していないっぽい。58、60が足が遅く、この辺りから差がつき始めたようである。73、75は強手。89で右辺を獲って、勝勢に近い。

棋聖道場の解説を翻訳機に通して、独自に解釈してみました。翻訳機通すと妙な日本語になる上に、中国語の格言っぽいのが理解できなかったりといったことも多いので、かろうじて読めた部分だけ、より自然と思える日本語表現にしてみたといった具合です。なので、間違って解釈している部分が絶対にないとも言い切れないのでご了承ください。

ホントは文字だけじゃなく盤面図も絡めてやれたらいいんだけど、まだちょっと大変なので、これから一歩一歩といった感じでやっていきたいと思います。

で、安斎六段が負けて追い込まれてしまったわけだけど、今の王檄はちょっと手が付けられない感じなんで、この結果もしょうがないんじゃないかという気もします。今日村川七段を出して勝負に行く手も私は考えたけど、所詮結果論でしかないし、ここはまだ切り札が残ってるんだと前向きに考えたいと思います。

次は崔哲瀚か、それともまた王檄が勝ち抜いてくるか、どちらにせよ厳しい相手であることには違いないけど、村川七段には気負うことなく思い切りぶつかっていってほしいと思います。

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