ただし去年とは少し陣容が変わって、プロからは吉田美香八段と吉原由香里五段の二人が、タレントからは辰巳琢郎さんは二年連続の出場ですが、他は俳優の高杉瑞穂さん、女優の山田彩さん、囲碁講座でもおなじみのきたろうさんというメンツでした。あと、高倉梢さんと新垣未希さんは去年に引き続きアマ高段枠での参加でしたね。
吉原チーム 吉原由香里五段、辰巳琢郎、高杉瑞穂、高倉梢
吉田チーム 吉田美香八段、山田彩、きたろう、新垣未希
黒 吉原チーム(吉原、辰巳、高杉、高倉) 白 吉田チーム(吉田、山田、きたろう、新垣) 黒の中押し勝ち
初手を張栩棋聖、二手目を井山五冠が打った後、三手目から、辰巳琢郎→山田彩→吉原由香里→吉田美香→高杉瑞穂→きたろう→高倉梢→新垣未希の順に一人5手ずつ打ち続ける(以下ループ)。213手目以降は吉田八段、吉原五段の両プロが最後まで打った。
127目の局面。辰巳さんがAと放り込み打った時、吉原チーム「待ったカード」を発動し、▲に着手変更。吉原チーム勝利への執念といった感じですが、私はAのままでいってほしかったですね。
Aの手は下辺白の眼形を奪っていて、部分的には悪い手とも言えないはずなので、辰巳さんの意思を尊重してあげてほしかった。黒Aと打っても左の黒の方が弱いということで左下のサバキを優先させたんだろうけど、明らかな悪手というわけでもないし、色んな棋力の人が打ってるんだから、潰れ覚悟でAの進行が見たかったですね。
127目の局面。辰巳さんがAと放り込み打った時、吉原チーム「待ったカード」を発動し、▲に着手変更。吉原チーム勝利への執念といった感じですが、私はAのままでいってほしかったですね。
Aの手は下辺白の眼形を奪っていて、部分的には悪い手とも言えないはずなので、辰巳さんの意思を尊重してあげてほしかった。黒Aと打っても左の黒の方が弱いということで左下のサバキを優先させたんだろうけど、明らかな悪手というわけでもないし、色んな棋力の人が打ってるんだから、潰れ覚悟でAの進行が見たかったですね。
168手目、山田彩さんの放った▲ハネだしは、黒の薄みをついた鋭い手でしたね。
1~7までで左辺黒を切り離して、白勝ちでした。実戦は、読みに自信を持てなかったのか、キリを打てなかったのは惜しかったですね。でも山田彩さんは初段ということだけど、ところどころハッとする手も多くて、本当に段ありそうな感じでしたね。
213手目以降、普通に寄せれば白に残るかという局面。黒1の出に対し、しっかり3とつないでおけば白勝ちとのことでしたが、2と出てしまった為に事件発生。しかし、この時点でも白はコウを争わずしっかり連絡しておけばまだ残っていたのではないかとのこと。ところがこの後頑張りすぎて大損してしまうことに・・・。
終局図から、1とつなぐと2~4までで左辺つぶれます。中央コウに負けた為に×の四子も取られてしったので、逆転されてしまったようですね。しっかり収束する為に213手目以降プロが打つことにしたのに、プロ何やってんだって感じになってしまいましたね。
去年の企画が好評だったのか、二年続けての連碁ということだったわけだけど、まずまずといった感じでしたね。これで去年の小松九段ほどにプロが機転を利かしてくれれば、もっと楽しめたんだろうけど。
今回出場のタレントについては、高杉瑞穂さんと山田彩さんは私は今まで知らなかったんだけど、とりあえず囲碁を打てるタレントということで認識しました。特に山田彩さんは、囲碁を打てる若い女性タレントということで、今後の活躍に期待したいですね。今日の放送を見てファンになったという人もいるんじゃないでしょうか。
でも、連碁は面白いとはいっても、余り同じ企画を続けすぎるのもどうかと思うし、連碁自体見ててやきもきするという人もいると思うので、来年は違う企画か、同じ企画でやるにしても何かしら工夫はした方がいいんじゃないかという気はします。今日の山田彩さんにでもまた出演お願いすれば、面白い企画作れそうな気もするし。来年はその辺も含めて、正月番組に注目したいと思います。では、また今度。
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