2013年5月28日

第68期本因坊戦第二局-封じ手予想

第68期本因坊戦の第二局が今日から始まり、黒番の井山本因坊が68手目を封じて、一日目が終わりました。一日目の消費時間は、黒番の井山本因坊が4時間11分、白番の高尾挑戦者が3時間3分だったそうです。

 本因坊戦特設ページ

 毎日のサイト

 一日目の手順

棋譜再生
 黒 井山裕太 白 高尾紳路

比較的穏やかな布石となりましたが、白が28手目のノゾキから仕掛けていき、ここから碁が動き始めましたね。
右辺で競り合いが始まりますが、黒33手目のキリに対し、白は直接動くのは良くないとみてか34手目と上辺にツケを飛ばしていきました。続いて35~39手目までと交換しておいてから、右辺に手を戻しましたね。白が手を抜いたところなので、黒も43と上辺を打ちます。
続いて44~47まで、白は右辺で稼ぎ、黒が上辺を制するフリカワリとなりましたが、このまま上辺黒地では大きいとみてか、白は50手目からまた手を付けていきましたね。
白のサバキに黒も最強に応じ、白が68手目のハネダシで応手を問うたところで、井山本因坊が次の手を封じて一日目が終わりました。

幽玄の封じ手予想ヒントでは、A~Cが候補に挙がっていますね。
Aは一番厳しい手ですが、逆に自分が危なくなるかもしれない危険な手でもありますね。Bは一番穏やかな手で、とりあえず上辺つながっておけば安全ですね。Cは打ちにくそうとのことなので、私は候補から外します。
上辺白を取れるならAキリも有力だと思うけど、味が悪いので選びにくいですね。それほど無理をする局面でもないと思うので私なら無難にBを選ぶけど、井山五冠はAがあると思えばAに行くタイプなので分からないですね。
・・・まあ考えても仕方ないので、第一感を信じてここはBにしたいと思います。(なんかまた外しそうだな)

形勢ですが、白のサバキが焦点になってるところなので、ここのワカレがどう決着がつくかで、形勢がハッキリしそうですね。一見、上辺が味よい黒地で、白はダメが詰まってて不自由そうだけど、白もサバキさえすれば地はあるし、右辺黒への攻めも狙えると思うので、この後のサバキ次第という気がします。逆に、もし黒Aが成立したり、白がサバキに失敗すれば、一気に黒に流れが傾きそうでもあるけど。

私個人としてはあっさり決着がつくよりも息詰まるヨセ勝負が見たいので、上辺が無事におさまって、長期戦になる展開を期待したいと思います。というわけで、明日は封じ手の開封とともに、まずは上辺の決まりがどうつくかに注目ですね。では、また明日!

0 件のコメント:

コメントを投稿