2013年6月24日

第68期本因坊戦第五局-封じ手予想

第68期本因坊戦の第五局が、大阪府吹田市「ホテル阪急エキスポパーク」で今日から始まり、白番の井山本因坊が60手目を封じて、一日目が終わりました。
一日目の消費時間は、黒番の高尾挑戦者が3時間3分、白番の井山本因坊が4時間13分だったそうです。

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一日目手順

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 黒 高尾紳路 白 井山裕太

36手目まで最近の井山五冠にしては珍しく穏やかな立ち上がりで、白は弱い石もなく、右下に生きも残っており、私は白もそれほど不満は無さそうな碁形に思いましたが、ここで高尾九段▲のツケを飛ばしていきましたね。

ここから互いに反発し合い、戦いは一気に激化していきます。黒は白を分断することに成功し、黒の攻めを白がどうかわしていくかというところで一日目が終わりました。

封じ手予想ですが、幽玄の封じ手予想ヒントでは、A~Dが候補に挙がっていますね。
AとCは、一子(C7)の動きだしを狙いながら、左下を強化する手ですね。BとDは右の白を強化する手です。手広そうな局面なので、この4つ以外も十分考えられそうですね。いずれにせよ、競り合いの最中なので、下辺のどこかだとは思うけど。
正直全然分からないので無難にAにしておきます。左下の白を強化しつつ、地もカラそうなので。でも、井山五冠のことだから、多分違う手なんだろうなあ・・・。

形勢ですが、私は黒の攻めをかわす自信がないのであまり白を持ちたくはないけど、井山五冠に関しては一日目で形勢を論じること自体あまり意味ない気がするので、やめておきます。まあでも、結局こういう激しい碁になるんですね。
明日は封じ手の開封も含め、黒がどう攻めるのか、白がどうかわしていくのかに注目ですね。下辺が穏やかにわかれれば、ヨセ勝負になるかもしれません。また、明日はどちらかが先に王手を掛けることになるので、その勝敗にも注目したいと思います。では、また!

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