2013年9月25日

第38期名人戦第三局―封じ手予想

第38期名人戦の第三局が、兵庫県宝塚市「宝塚ホテル」で今日から始まり、18時2分に白番の山下名人が64手目を封じて、一日目が終わりました。一日目の消費時間は、持ち時間8時間のうち黒番の井山挑戦者が3時間39分、白番の山下名人が4時間23分だったそうです。


一日目の手順

棋譜再生
 黒 井山裕太 白 山下敬吾 

中国流と二連星のスタートなりましたが、17の打ち込みから19の動きだしていったのは井山五冠らしい打ち方ですね。37まで黒は左辺で好形を得、白は厚みを得て38のツケに回りました。
48のツケから攻防は左下移りますが、58と隅を抑えた時に59~61のハサミつけたのは良いタイミングでしたね。隅に味を残しつつ手を渡した格好となり、山下名人が長考の後に64手目を封じて一日目が終わりました。

幽玄の封じ手予想ヒントでは、A~Eが候補に挙がっていますね。AとBは中央重視で、C、D、Eはそれぞれ右辺の削減を目指す手ですね。
BS解説の張栩九段によると、部分的に打つならFが普通ではあるものの・・・

1に抑えても、まだ2にコスむ手が残るので(次にAのコウとBの活きが見合い)、1とは打ちにくいかもしれないとのこと。

ちなみに高尾九段は、最初の図Bを選んでいますね。正直全然わからないので、高尾九段を信じてここは私もBで行きたいと思います。
今のところはわりと穏やかに進行してるけど、この両者の碁だから、高尾九段のいうようにやはりまた激しくなるんでしょうね。
明日は封じ手の開封と共に、どのような展開になるのか注目ですね。では、また。

























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