2013年10月25日

第61期王座戦第一局

第61期王座戦第一局は、268手まで白番の井山王座が中押し勝ちし、王座防衛に向けて好スタートを切りました。
終局は19時9分、残り時間は持ち時間3時間のうち井山王座が残り2分、張栩挑戦者が残り1分だったそうです。

 第61期王座戦

 日経のサイト



 黒 張栩 白 井山裕太 白の中押し勝ち 

この両者の碁はやっぱり見ごたえがありますね。コウとフリカワリの連続で面白い一局でした。

パンダ解説から
183手目からの局面。上辺のコウ争いで、黒1のコウダテに対し白は2とコウを解消しましたが、黒7まで上辺生きた局面ではむしろ黒が有望とのこと。続いて黒はAと切って仕掛けていきましたがこの手では・・・

仮にこのように打ち進めていけばヨセ勝負だったとのことです。

黒1(205手目)から、右上隅でまたコウが始まりましたが、白4が落ち着いた手だったらしく、以下12のコウトリまでコウに負けない態勢となって、白勝ちが見えてきたとのこと。

その後もコウが続きましたが、最終的に黒は右辺を制したものの下辺の白が生き返る展開となって、決着がついたとのことです。

とりあえずこれで1勝目ということで、井山六冠この王座戦も大丈夫そうですね。途中がどうだろうと最後には勝つだろうという安心感があります。次の第2局まで間が空くので、多少過密日程も緩和されそうな気がするし。まあ、今月28日(月)に天元戦はあるけど。

第61期王座戦第2局は来月11月19日(火)に、第3局はその2日後の21日(木)に、どちらも宮城県仙台市秋保温泉「茶寮宗園」で行われる予定です。

農心杯の記事は、明日第1ラウンド終わった後で書きたいと思います。では、また。

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