2013年12月3日

第61期王座戦第四局~井山防衛!

第61期王座戦第四局は、221手までで黒番の井山王座が中押し勝ちし、シリーズ3勝1敗で王座防衛を決めました!
終局は18時57分、残り時間は持ち時間3時間のうち、黒番の井山王座が残り2分、白番の張栩挑戦者が残り1分だったそうです。

 日経のサイト

 第61期王座戦



 黒 井山裕太 白 張栩 黒の中押し勝ち

パンダ解説から
60手目の局面。白1とコスミつけた手ではAの伸びていれば、白は生きはありそうだったとのこと。実戦黒2のブツカリが厳しく、ここから激しいコウ争いになり、右下を制して黒に形勢が傾いたようですね。序盤はやや白ペースだったみたいだけど、井山六冠は相変わらず手の見え方が半端じゃないですね。
その後も緩まぬ打ち回しで、見事防衛を決めました。

この碁については、解説の蘇耀国八段が読みの入った変化図をいっぱい出してくれているので、是非とも日経のサイトから見て下さい。

これで井山六冠、六冠を堅持したまま今年を終えるということで、最高の結果ですね。残るは棋聖戦と十段戦ということで、本当に七冠への道が見えてきました。
今年のタイトル戦がこれで終わってしまったのは少し寂しくもあるけど、でもこれで井山六冠しばらく休めると思うので、年明けの防衛戦に向けてしっかり英気を養ってほしいと思います。
張栩九段は残念でしたが、農心杯での活躍に期待したいと思います。

2 件のコメント:

  1. もう、だいぶ前の話になってしまってますが、
    この碁は右下の20手目から、70手目くらいまで、
    とくに30手目あたりから50手目くらいが、
    かなり面白いですね。
    自分の碁でこんなことになったら困りますが。
    もっと時間のあるときに検討してみようと思いますね。
    ただ、日経の解説でもありましたが、
    後半はちょっと、張栩九段は不利な局面を打開する大きな手を作れなかったのが残念ですね。
    でも二人とも次頑張って欲しいと思います。

    > この碁については、解説の蘇耀国八段が読みの入った変化図をいっぱい出してくれているので、是非とも日経のサイトから見て下さい。

    確かに、以前、この日経の解説で、
    蘇耀国八段や他の棋士の解説を見たときに比べると、
    かなり解説の量が多いように思います。
    また、今回の解説は形勢の解説など率直な見解が多くて、
    形勢などたぶんそうなんだろうなというところを、
    そのまま解説してくれてる感じで分かりやすいです。

    ただ気をつけないといけないのは、
    これはたぶん、こちらのサイトとかでぐちゃぐちゃ書かせてもらったせいもありあそうなので、
    こっちが監視されてあげあし取られて矛先を向けられないように、
    しないといけないとも思いますね。
    そうはいっても対局の感想は述べていきたいと思います。
    私もこちらにブログランキングからきたのですが、
    囲碁関連のブログとか、そんなに数があるわけじゃないみたいですから。
    私より、囲碁歴が長い人は、いくらでもいるのに、
    ネットでいろいろタイトル戦の(場合によっては辛口な)感想を言う人があんまりいないのが、
    不思議ではあります。

    また、面倒なコメントを書いてしまいすいませんが、ではまた。

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  2. 囲碁の場合、自分の意見書くと棋力を問われたり批判されたりってことはありますよね。本当は、そんなこと関係なしに誰でも好き放題語り合えるというのが理想だとは思うんですが。

    私の場合はブログやる上で間違った情報を発信するわけにはいかないので、その点は気を使ってやってるといった感じです。間違ったことを覚えてしまうと、上達を目指す上でマイナスにしかならないので。

    ただパンダ解説も、あとで碁ワールドとか見ると、まるで解説内容が違うといったこともあるので、そこら辺が悩みどころですね。この局の蘇耀国八段の解説については、ほぼ信用できると思うんだけど。
    どうせ完璧な解説なんか出来ないんだから、私ももっと自分の意見書いてこうかなと思うこともあるんだけど、中々自信が持てないって感じですね。

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